オンライン学習の中の一つデキタスというデジタル学習教材をご存知でしょうか?


デキタスは学校に子供が行けない状況でも、学校に行くのと同じレベルの学習が出来ることを目指して作られたデジタル学習教材です。
この記事を最後まで読んで頂ければ、デキタスの内容について理解することが出来ます。
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目次
デキタスとはどのようなデジタル教材か
デキタスは城南進学研究社のオンライン教材です。
城南進学研究社は、元々高校補習の為の総合予備校としてスタートした会社ですが、その中の一事業としてWEB学習システム『デキタス』を運営しています。
2020年、経済産業省「未来の教室」実証事業に参画して、実際に中学校の学力支援を必要とする生徒を対象に、デキタスを使用したサポート事業を行う予定です。
この事業の対象生徒は、不登校および長期欠席、一般クラスで授業をうけられない生徒、学習の遅れが生じ学び直しを希望とする生徒です。
このような事業に参画することで、デキタス学習システムは、基礎的な部分を学習させる為の実績を積んでいってるといえます。
経済産業省「未来の教室」とは
デキタスを更に詳しく知る為にも、「未来の教室」についてもう少し詳しく知っておきましょう。
「未来の教室」が目指す姿は下記の3項目を柱とした新しい教育の姿です。
学びのSTEAM(教育)化
一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに
STEAM教育とは
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を取った造語。
数学・科学の基礎を身につけた上で、デザインの原則を用いたりすることによる問題解決方法について学習することを指す。
学びの自立化・個別最適化
一人ひとり違う認知特性や学習到達度等をもとに、学び方を選べる学びに
新しい学習基礎作り
学習者中心、デジタル・ファースト、社会とシームレスな学校へ
デキタスは上記の2番目の【学び方を選べる学びに】についての実証中で、デキタスを活用して教室以外の場でも学習範囲の補填が可能か?が行われています。
デキタスを活用すれば、格差のない学習を受けれる可能性があるということです。
デキタスの学習内容はどんな特徴があるの?
これがデキタスのトップページで、デキタスの学習内容は下記のような特徴があります。
- 学校の教科書に併せて学習内容を変更可
- スモールステップ授業で毎回復習
- 基本問題・チャレンジ問題・キミ問でしっかり復習
- さきのぼり学習でつまづき解消
- さきどり学習でやる気アップ
学校の教科書に併せて学習内容を変更可
デキタスは学校で使用している教科書に併せて、学習内容の調整が出来ます。
例えば小学5年生であれば以下のようになっています。
国語
国語標準(1種類のみ)
算数
大日本図書版・学校図書版・啓林館版・教育出版版・日本文教版
理科
大日本図書版・学校図書版・啓林館版・教育出版・東京書籍版・信教教育出版
社会
教育出版・光村図書版・日本文教出版・東京書籍版
英語
標準版(1種類のみ)
学習を開始する際に、オプションで教科書を設定して下さい。
スモールステップ授業
これがデキタスの基本画面ですが、各学年各教科内が複数の単元に分かれています。
サンプルは小学5年生の理科ですが、13単元あります。
さらに単元内は上記画面のように下記の構成になっています。
- デキタ’sノート・・・ドリル
- 2分~5分の学習動画(複数)
- 基本問題・・・単元の復習を兼ねた問題×10問
- チャレンジ問題・・・基本問題より難しい問題×10問(基本問題で100点取るとロック解除)
- キミだけのキミ問ピックアップ・・・基本問題やチャレンジ問題で間違った問題を中心に出題
- さかのぼり学習・・・その単元に関連したさかのぼり学習単元へのリンク
- さきどり学習・・・その単元に関連したさきどり学習単元へのリンク
チャレンジ問題のみ、初期状態ではロックが掛かっていて(キャプチャ画像を見ると分かります)、基本問題で100点(10問とも正解)を取ると、ロックが解除されます。
少しゲーム的要素があって、間違い続けるほどたくさん勉強が出来る仕組みになっています。
構成中の各項目について紹介します。
デキタ’sノート
デキタ’sノートの内容は複数ページのドリルです。
PDFファイルですので印刷して、実際に鉛筆と消しゴムでやらせるのがおすすめの使用方法です。
デキタ’sノートを使えば、オンラインで学習した内容をオフラインでも学習できます。
別売りテキストや、ドリルを別途買う必要が無いのはありがたいですね。
学習動画
学習動画は2分~5分となっていて、スモールステップ授業となっています。
動画はこのようにアニメ形式となっています。
動画視聴後に○×テストを行うことが出来、すぐ復習できるので記憶に残りやすいです。
基本問題
基本問題は、その単元内容を網羅した問題となっていて、こちらは○×ではなく、数字入力形式となっています。
基本問題を10問連続で正解するとチャレンジ問題のロックが解除できるのですが、なんと毎回出題問題がことなります。
答えを暗記してチャレンジ問題のロックを解除するというズルが出来ない仕様となっています。
チャレンジ問題
チャレンジ問題も10問設定となっていますが、問題内容が基本問題よりも難しいです。
キミだけのキミ問ピックアップ
キミだけのキミ問ピックアップとは、基本問題やチャレンジ問題で間違った問題を中心に出題されるピックアップ問題となっています。
基本問題やチャレンジ問題をやっていくと、デキタポイントというポイントが溜まっていき、景品として実際の学習道具(消しゴムや墨液)やアバターアイテムと交換することが出来ます。
さかのぼり学習・さきどり学習
さかのぼり学習・さきどり学習は、学習中の単元に関連した基礎単元・応用単元のリンクです。
例えば、小学5年生算数の「整数・小数」のさかのぼり学習は小学4年生算数の「小数」と学年もさかのぼります。
逆に、小学5年生算数の「ふだんの生活で算数をつかってみよう」のさきどり学習は、小学6年生算数の「ふだんの生活で算数をつかってみよう」となり、学年もさきどります。
但し、学年のさかのぼり・さきどりについては、設定のない単元もあります。
その場合でもさかのぼり・さきどりしたい場合は、別料金(別の学年も購入)が必要となります。
学習管理
学習や各テストが終了すると、下記のように自動で学習内容が記録されます。
特にレーダーチャートなんかは、到達度が分かってとても分かりやすいです。
デキタスの費用はどれくらい?
デキタスの費用は下記のように設定されています、表示は税込みです。
入会金の設定はありません。
初回のみ翌月分の支払いが必要ですが、3ヶ月目以降は毎月支払いとなっています。
コース | 小学生 | 中学生 |
月額利用料 | 3,300円 | 4,400円 |
小学生および中学生の受講科目は以下のように設定されていて、小学1年生~中学3年生までが対象です。
小学生低学年の「せいかつ」が準備されていて、単純に成績を上げる為の勉強を狙っていないことに共感しました。
小学1~2年生 | 国語・算数・英語・せいかつ |
小学3~6年生 | 国語・算数・英語・理科・社会 |
中学1~3年生 | 国語・算数・英語・理科・地理・歴史・公民・国文法 |
無料体験については、メールアドレスのみで受講可能です(5日間)。
5日間を過ぎると入会するかどうかを選択することになりますので、自動的に料金は発生しません。
デキタスの効果的な使い方(メリット)
デキタスの効果的な使い方(メリット)は以下の2点。
効果的な使い方(メリット)
- つまづいたお子さんはさかのぼり学習、どんどん先に進みたいお子さんはさきどり学習
- ランキングや、イベントで競い合い
1.さかのぼり学習とさきどり学習
デキタスは「学校に行けない子供への学習の補完」を目的とした学習教材となっている為、対象の学年の基本的学習をほぼ網羅しています。
さらには、コンテンツの拡充により学習を”面白い”と感じさせる仕組みも多いです。
そのような環境で”やる気”を出してきたお子さんに対して
つまづいたところをやり直したい!
興味があるからどんどん先に進みたい!
という学習欲求を満足させる使い方が効果的です。
最初からどこにさかのぼるのかが設定されているので、単元が理解できなかったときに、どこを勉強しなおせばいいんだっけ?という疑問に応えてくれます。
2.ランキングや、イベントで競い合い
ランキングで自分が全国で何位なのか、前回よりも上がったのか下がったのかといった競争心をあおるとやる気が出ます。
子供は意外と単純ですから
但しあまりにもランキングが下の方だと逆にやる気を無くすおそれがありますので注意が必要です。
デキタスを使うに当たって注意点(デメリット)
デキタスのデメリットは下記の2点
注意点(デメリット)
- 動画が全てアニメなので、緊張感に欠ける
- さきどり・さかのぼりは全ての単元で利用できず
1.動画が全てアニメなので、緊張感に欠ける
現実の学校の授業は、人間の先生が行っていますが、デキタスの授業動画は全てアニメです。
低学年のスタート時に入り込みやすいと言えばそうなのですが、緊張感という点では少し欠けるところがあります。
逆にアニメだから、学習したくなるというメリットにもなる可能性はあります。
授業を受ける子供の性格によると思います。
2.さきどり・さかのぼりは全ての単元で利用できず
デキタスのメリットはさきどり・さかのぼりであることは上記で述べましたが、残念ながら全ての単元で利用することは出来ず、対象単元は決められています。
もし対象範囲を超えてさきどり・さかのぼりをしたい場合は、追加の利用料金が発生します。
子供の事を考えれば、そんなの高い費用では無いですが、全ての教科単元をさきどり・さかのぼりしたい訳ではないのに、追加料金が発生するのは少し抵抗があります。
まとめ
デキタスは、学習後に解いた問題によってゲットしたポイントでアバターのアイテムを購入したり、全国ランキング等ゲーム要素のコンテンツが多く、ゲーム好きの子供が長く勉強を継続できるような仕組みがあります。
また、さかのぼり学習・さきどり学習が設定してあり、この単元が分からない時はどこをやりなおせばいいんだっけ?という疑問に対応してるので、つまづいた子供が学習をやりなおしやすいです。
無料期間は5日間とそこまで長くはありませんが、全学年全教科全単元が体験出来ますので、まずは無料体験をやってみましょう。
デキタスの特徴
- さかのぼり学習でつまづきを解消できる
- さきどり学習でやる気アップできる
- 全国ランキングで他のユーザーと競える
- デキタ’sノートでオフライン学習も出来る
- 料金設定が明瞭
無料体験あり